DJIドローン比較|空撮に最適なモデルはこれだ!(Phantom4Proから最新MavicAirまで)

DJIとは?
空撮に最適なモデルは?
YouTubeに最適なモデルは?
記念撮影ならどれ?

この記事では、DJIドローンを機種別に徹底比較しています。

Phantom4Proから最新機種のMavic Airまで、カメラの性能を徹底比較。

迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

DJIとは

ドローンメーカーと言えば中国のDJIです。

2005年に創業し真っ先にドローンを手掛け、その世界市場シェアはなんと7割以上。

ちなみに2017年の世界シェアトップ10のうち、1位から9位までが中国メーカーです

プロカメラマンが使う空撮用のほか、配送用や農薬散布など様々な場面でDJIドローンが活躍しています。

カメラ性能

モデル  Phantom 4 Pro Mavic Pro Mavic Platinum Mavic Air Spark
①撮像素子(インチ) 1 1/2.3 1/2.3型 1/2.3 1/2.3
②有効画素数(万) 2,000 1,235 1,235 1,200 1,200
③焦点距離(mm) 24mm 28mm 28mm 24mm 25mm 
④F値 2.8〜11 2.2 2.2 2.8 2.6
⑤シャッタ速度(s)  8〜1/8000 8〜1/8000 8〜1/8000 8〜1/8000 2〜1/8000
⑥ISO  動画
100-3200 
写真
100-3200
動画
100-3200 
写真
100-1600
動画
100-3200 
写真
100-1600 
動画
100-1600
写真
100-1600 
動画
100-3200 

写真
100-1600
⑦ジンバル(軸) 3 3 3 3 2

①撮像素子

レンズから取り込んだ光を実際の画像に変換する心臓部です。

このサイズが大きいものほどより多くの情報を取り入れることができ、綺麗な画像を撮影できます。

よって1インチを搭載するPhantom4Proは、他モデルと比較してより綺麗な写真や動画を撮影できます。

1インチ

PHANTOM 4 PRO 1 / 2s F2.8 ISO 100 EV 0.0

出展:Dji

1/2.3インチ

1s F2.2 ISO 100 EV 0.0 

出展:Dji

1インチは、1/2.3インチと比較すると、ノイズが低減しコントラストが向上している。薄暗い中でも鮮明に撮影できる。

②有効画素数

詳しい説明は控えますが先ほどの「①撮像素子」のサイズが同じ場合、②有効画素数がすくないほど綺麗な映像になります。

Phantm4Proはダントツで綺麗ですが、理論上Mavic AirはMavic Proよりも綺麗な映像になります。

③焦点距離

数値が低いほど画面あたりの撮影範囲が幅広く映りす。

24mmのPhantom4ProやMavicAirは、他モデルと比較して幅広く撮影できることになります。

④F値(絞り)

この数値が低いほどより明るい映像を撮影できます。

Phantom4Pro以外のモデルは2.2、2.8と固定ではありますが十分明るい映像が撮れます。

より画質にこだわりたい方はPhantom4Proを選択すべきでしょう。

⑤シャッター速度

シャッター速度が遅い(数値が大きい)ほど残像(映像がぼやっとする)が残ります。

逆にシャッター速度が速い(数値が小さい)ほどパラパラした動きに見えます。

数値的にはどのモデルも差はありません。

⑥ISO

この数値が高いほど明るい画像になります。薄暗い夕方や室内撮影ではISOを高く設定します。

モデルによってはISOの範囲が狭いものもありますが、日中、早朝、夕方の撮影であればこの範囲で問題ありません。

ちなみに④F値、⑤シャッタ速度、⑥ISOなどの撮影パラーメータを勝手に設定してくれるオートモード機能があります。

カメラに詳しくない方はあまり難しいことは考えず、オートモードで撮影しましょう。 

⑦ジンバル

ジンバルがあるおかげで、ブレない安定した映像が実現できます。

離着陸時や強い風が吹く上空では、ドローン本体が激しく揺さぶられます。

ジンバルのおかげで、強い風の中でもまるで静止画のような動画を撮影することができます。

残念ながらsparkのジンバルは2軸ですので、他のモデルと比較するとブレに弱いと言えます。

⑧解像度

モデル P4P Mavic P Mavic PP Mavic Air Spark
4K(DCI)
4096×2160
24~50p 24p 24p
4K(UHDTV)
3840×2160
24~60p  24~30p 24~30p 24~30p
2.7K
2720×1530
24~60p  24~30p 24~30p 24~60p
Full HD
1920×1080
24~120p 24~96p  24~96p  24~120p  30p
HD
1280×720
24~120p 24~120p 24~120p 24~120p  ー

P4P:Phantom4Pro
Mavic P:Mavic Pro
Mavic PP:Mavic Pro Platinum

表の数値はフレームレートで動画1秒あたり何枚の映像で構成されているかを示す数値。

24pなら1秒あたり24枚、60pなら60枚の映像で構成されるため、60pはより滑らかな映像になります。

映像の滑らかさにこだわりたければ60p以上あった方が良いでしょう。

Phantom4Proは唯一、4Kで60pの撮影が可能です。

⑨ビットレート

モデル P4P Mavic P Mavic PP Mavic Air Spark
⑨ビットレート(Mbps) 100 60 60 100 24


Phantom4ProとMavicAirは100Mbps
を実現。

ビットレートとは、1秒間でどの程度の情報を持っているかを示す数値でありビットレートが高いほど高画質になります。

100Mbpsでの撮影が可能はモデルは、現時点でこの二つのモデルのみです。

空撮に最適なモデルはこれ!

No1 Phantom4Pro

出展:DJI Phantom4Proのサイト

Phantom4Proはだれにでも綺麗な映像を撮ることができる超優等生です。

  • 1型の撮像素子が高画質を実現
  • カメラ設定の自由度が高い
  • 4K/60pで映像が滑らかに
  • 100Mbpsのビットレートでより高画質
  • 重い機体と3軸ジンバルのおかげてブレにくい映像を実現

数え上げればキリがありません。。。

一眼カメラなどを趣味としている方、とにかく綺麗さにこだわる方はこの機種がオススメです。

No2 Mavic Air

出展:Dji Mavic Airのサイト

Phantom4Proとカメラの性能差は歴然ですが、正直Mavicシリーズでも十分綺麗な撮影ができます。

中でも一番のおすすめはMavicAir。

カメラ性能は他のMavicシリーズを凌駕しており、なんと⑨ビットレートはPhantom4Proと同じスペック。

他のMavicシリーズと比べると綺麗な映像を実現できます。

カメラを細かく設定するのは面倒くさい、とにかくYouTubeへ投稿したいという方にはこの機種がオススメです。

No3 Mavic Pro Platinum

出展:Dji Mavic Pro Platinumのサイト


撮影性能はMavic Proと変わりありませんが、バッテリー性能面で優位です。

空撮する上で重要なのが最大飛行時間。特に目視外飛行で遠くまで飛ばしたい場合はより長く飛べることが必要。

バッテリー性能については後述しますので参考にしてください。

No4 Mavic Pro

出展:Dji Mavic Proのサイト


Mavic Pro Platinumとカメラ性能の差はありませんが、バッテリー性能面で劣るためこの順位をつけました。

No5 Spark

出展:Dji Saprkのサイト


FullHDでの撮影が可能ですのでYouTubeにも十分に投稿できるレベルです。

しかしながら画質にこだわる方にはお勧めできません。

カメラ性能が他モデルに比べて低いことや、重量が軽いうえ2軸ジンバルのため海や山などの強風下ではブレの面で不利です。

一方で携帯性に優れジェスチャーだけで飛ばせるというメリットもあり、友人や家族との記念撮影などであれば十分に楽しめる一台です。 

長時間、遠征にはバッテリー性能が重要

空撮では最大飛行時間が重要なスペックとなります。

長く遠くへ飛ばすためには予備バッテリーは必須。

ドローンを購入するその前に、予備バッテリーのコストパフォーマンスも確認しましょう。

以下の表を参考にしてみてください。

モデル P4P Mavic P Mavic PP Mavic Ari Spark
a)最大飛行時間 30分 21 30 21 16
b)予測飛行時間(目安) 23 15 23 15 12
c)バッテリー
(一個あたり)
¥20,000  ¥10,584 ¥11,600 ¥10,800  ¥5,880
d)本体価格 ¥204,000 ¥129,800 ¥144,800 ¥104,000 ¥72,800

a)最大飛行時間は無風、一定速度で飛んだ時の数値。b)実際の飛行時間はスペックの7〜8割程度と思ってください。

遠征、あるいは遠くまで飛ばしたいのなら1時間分のバッテリーは用意した方が良いでしょう。

Phantom4Proの場合は1個あたり23分ですので、予備が2個あれば1時間以上のフライトが可能になります。

初期コストはというと、c)予備バッテリー×2個とd)本体価格のお値段。つまりe)トータルでは¥244,000です。

Mavic Airの場合は1時間飛ばすのに必要な予備は3個、トータルでは¥136,400です。

二つの価格差は10万円以上!!

まとめ

より映像にこだわりたい方はPhantom4Pro、気軽に始めてみようと思っている方にはMavic Airがオススメ。

いずれも高い買い物ですがドローンへの投資は決して無駄にはなりません。

今後、ドローンを使ったサービス業(建物、橋、農業など)は確実に伸びると言われておりドローン操縦士が不足することが懸念されています。

操縦技術を身につければ副業で稼ぐことだって可能になるかも!?

決して高い買い物ではないかもしれませんね。

関連サイト

いきなりDJIは危険。初心者は小型のトイドローンで練習を!

ドローンだよ初心者集合!価格1万円のおすすめドローン

2017年11月3日

関連動画

私のPhantom4Proで撮影した動画です。

時折強い風が吹く海上で撮影しましたが、ブレはなく安定した映像です。

◆テキストを入力◆撮影モード;Aモード(F値2.8固定)
解像度:4K60p、Full HD 60p の混合
編集:iMovie

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です